🗒️筆者プロフィール
(株)with fun代表の山田洋平です。元・専門学校の広報責任者として、SNSを中心に広報改革を実施。
一切バズることなく、学生募集を3倍、売上を5倍に伸ばした経験から起業。現在は、「無理にバズを狙わない」SNS戦略を軸に、
効率化 → 長期化を前提とした広報・集客支援を行っています。SNS運用代行や動画制作などの実務支援はもちろん、
「ひとり広報」や「内製チーム」でも成果を出すノウハウを提供しています。教育業界に限らず、SNSや発信に悩む企業・団体のサポートを通じて、
「発信が苦手でも、ちゃんと伝わる」仕組みづくりをお手伝いしています。
「来てもらえれば良さが伝わる」はもう通用しない
「展示会やイベントにさえ来てもらえれば、うちの魅力は伝わるはず」
「一度説明を聞いてくれれば、良さは分かってもらえるはず」
そう思っている企業は、まだまだ多いのではないでしょうか?
しかし今、“そもそも来てもらえない”時代になりつつあります。
見込み客の行動は、すでに変わっている
とある調査によると、若年層を中心に意思決定の大半をWeb上で完結させる傾向が強まっています。
これはBtoCに限らず、BtoBの現場でも同様です。
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SNSや口コミ、オウンドメディアで事前に情報を集める
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他社と比較し、コスパや実績、信頼感を確認する
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「ここなら間違いなさそう」と確信が持てた時点で、やっと問い合わせや来店に進む
つまり、「来てから説明」では遅い。すでに勝負は来る前に決まっているというわけです。
情報発信は“単発”ではなく“連続”で考える
一度の広告、展示会、セミナー、営業訪問…。
それだけで印象に残る時代ではありません。
今のユーザーは「失敗したくない」という気持ちが強く、
安心できるまで繰り返し情報に触れてから意思決定をします。
だからこそ重要なのは、丁寧で継続的な接触です。
鍵は「複数回の接触」と「SNSの地味な継続」
SNSを毎日発信するなんて無理…と思う方も多いでしょう。
でも、潤沢な予算がない場合、バズらなくてもいいんです。
ニュースでなくても、日々の出来事や社内の小ネタをアップするだけでもまずは十分。
地味でも、**「ここ、なんかよく見るな」**と思ってもらえる状態を作ることが、最大の強みになります。
そうやって「ちょっと気になる」「なんか知ってる」存在になれた時、
ユーザーの方から少しずつアクションが起こっていきます。
「問い合わせが来ない」のは、まだ知られてないだけかもしれない
実は、サービスが悪いのではなくて、知られていないだけというケースはとても多いです。
そして、その「知ってもらう仕組み」は、広告やイベントだけでは作れません。
かっこいいCMひとつ用意しても、実情がわからない会社では信頼してもらうのは困難です。
地道なSNSやコンテンツ発信の積み重ねが、最終的に信頼をつくる手助けになります。
最後に
「来てくれたらわかる」から、「来る前に伝える」へ。
展示会や営業訪問でアピールする前に、
ユーザーの頭の中に“候補として”入り込んでいるかどうか。
情報発信の勝負は、もっと前から始まっています。
ぜひ今、自社の発信スタイルを見直してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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