SNSを始めたものの、「何をもって効果が出たと判断すればよいのか分からない」と感じることはないでしょうか。
フォロワー数や再生数は分かりやすい数字ですが、変動も大きく、その数字だけで日々の運用を評価すると、担当者が疲れてしまうことがあります。これは学校広報でも、一般企業のSNS運用でも共通しやすい悩みです。
大切なのは、目立つ数字だけでなく、自分たちで改善できる指標を持つことです。
この記事では、SNS初心者や内製で運用している担当者に向けて、まず確認したい3つの指標と、SNS運用代行を検討する目安を整理します。
SNS運用の効果測定が難しい理由
SNSを見た人が、すぐに問い合わせや申し込みをするとは限りません。
学校を探している人であれば、SNSで存在を知り、検索して公式サイトを読み、口コミやオープンキャンパスの情報を確認してから申し込むことがあります。企業や店舗の場合も、投稿を見たあとにホームページや採用情報、サービス内容を調べ、時間を置いてから問い合わせる場合があります。
そのため、最後に申し込みにつながったページだけを見ても、SNSが途中で果たした役割までは分からないことがあります。
SNSは、最後の一押しだけでなく、比較・検討の途中で安心材料を増やす役割も持っています。

一時的なバズを目指すよりも、継続的な接触によって信頼や検討度を少しずつ高める。そう考えると、見るべき数字も変わってきます。
フォロワー数と再生数だけで判断しない
もちろん、フォロワー数や再生数も大切な参考情報です。ただし、それだけで運用の成否を決める必要はありません。
特にSNSを始めたばかりの時期や、少人数で内製している時期は、結果として表れる数字と、自分たちでコントロールしやすい数字を分けて考えると運用しやすくなります。

結果として表れる数字には、フォロワー数、再生数、ホームページへの流入、問い合わせ数などがあります。一方、投稿本数、更新頻度、撮影回数、再利用できる企画の数は、自分たちの行動で改善しやすい指標です。
初期フェーズでは、まず継続できる投稿体制と発信量をKPIとして整えることをおすすめします。
SNS初心者・内製担当者が見るべき3つの指標
1.予定した更新を続けられたか
最初に確認したいのは、決めた頻度で更新できたかどうかです。
毎日投稿を目標にする必要はありません。たとえば「週1回」「月4回」など、現場で無理なく続けられる回数を決め、予定と実績を比べます。
投稿が止まった場合も、担当者個人の努力不足と考えるのではなく、素材不足、確認の遅れ、作業時間の不足など、止まった理由を見つける材料にします。
2.繰り返し使える投稿の型が増えたか
毎回ゼロから企画を考える運用は、どうしても負担が大きくなります。
学校であれば、授業、先生・学生、施設、行事、入試の質問などが投稿の型になります。企業であれば、商品・サービス、仕事の様子、社員紹介、よくある質問、お客様への案内などが考えられます。
反応がよかった投稿をそのまま繰り返すのではなく、構成や見せ方をテンプレートとして残します。投稿の役割とフォーマットが整理されるほど、担当者が替わっても続けやすくなります。
3.次の情報へ進める導線があるか
投稿を見てもらうだけで終わらず、興味を持った人が次に進める状態になっているかも確認します。
- プロフィールから公式サイトへ移動できるか
- 投稿内容に合った案内ページへつながっているか
- オープンキャンパス、問い合わせ、採用、購入など、目的に合う案内が分かりやすいか
- 利用できる場合は、プロフィールやリンクのクリック数を確認しているか
学校ならオープンキャンパスや資料請求、企業なら問い合わせや採用ページなど、運用目的によって出口は異なります。
反応数が大きくなくても、必要な人が詳しい情報へ進めているのであれば、SNSが役割を果たしている可能性があります。
SNSを内製する場合に最初に整えたいこと
SNSを社内や学校内で続けるには、企画力だけでなく、制作と確認の流れが重要です。
- 誰が企画を決めるか
- 誰が撮影・制作を担当するか
- 誰が内容を確認するか
- 投稿に使える写真や情報をどこに保管するか
- 忙しい時でも使える企画を何本用意しておくか
この5点が曖昧なままだと、担当者が頑張っていても更新が止まりやすくなります。まずは投稿の型と役割を整え、継続できる基礎をつくるところから始めてみてください。
最初の目標は「大きく伸ばすこと」より、「来月も更新できること」に置いてもよいと思います。
SNS運用代行を検討する目安
内製とSNS運用代行は、どちらか一方を選ばなければならないものではありません。
たとえば、日々の情報収集や最終確認は社内で行い、企画設計、撮影、動画編集、投稿作成、振り返りの一部を外部へ依頼する方法もあります。
次のような状態が続く場合は、必要な部分だけ外部へ相談するタイミングかもしれません。
- 更新が何度も止まっている
- 一人の担当者に負担が集中している
- 投稿はできても、振り返る時間がない
- 写真や動画の制作まで手が回らない
- 媒体ごとの役割や発信内容を整理したい

外部へすべて任せるのではなく、自社・自校に残したい役割を決めてから相談することが、無理のない運用につながります。
学校でも企業でも、継続できる測り方を
SNSの効果は、フォロワー数や再生数だけでは捉えきれません。
まずは「予定した更新を続けられたか」「繰り返し使える投稿の型が増えたか」「次の情報へ進める導線があるか」の3点から確認してみてください。小さな改善を積み重ねることで、SNSは一時的な発信ではなく、検討する人へ情報を届け続ける接点になります。
株式会社with funでは、学校広報・学生募集を中心にSNS支援を行っていますが、学校以外の企業・団体からのご相談にも対応しています。これまでに、電力会社、調剤薬局、塾、介護などの業界で支援してきた実績があります。
運用をこれから始めたい方、止まっているSNSを再開したい方、内製と外部支援の分担を整理したい方も、お気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
株式会社with fun 代表取締役 山田洋平
元・専門学校の教務・講師・広報責任者。KIT虎ノ門大学院を修了し、MBA(修士(経営管理))を取得。現在は、教育業界を中心に、SNS運用、動画制作、学生募集マーケティングの支援を行っています。
学校広報やSNS運用について、日々の気づきや実務のヒントをXでも発信しています。
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