【在校生に向けて広報したら、募集が良くなった】
という話。
学校広報というと、どうしても高校生に目が向いてしまいますが、僕がむしろ目を向けたのは在校生でした。
当時、SNSをコツコツ頑張っていたものの、
やはり職員だけで発信できる量には限りがあると思い、
在校生による「くちコミ量」を増やすことが大切だと感じていたのです。
※例えば、僕がAmazonで買う時でも、顧客の「くちコミ」は気になります。(真理…)
だからこそ高校生目線で考えると、
「くちコミが少ない学校は躊躇するよな、、」
「在校生がポジティブな発信してる学校がいいよな。。」と考えました。
そこで、
在校生に楽しんでもらうためには?
の問いから始まり、
『イベントたくさん企画しよう運動』(仮称・いま命名)
がスタートしたのです。
まずは学園祭を企画。(実は学園祭もなかったのです。。)
次に球技大会や、夏休みの花火イベント、写真撮影会、産学連携や特別授業など、イベントを少しずつ増やしていきました。
こうしていくことで、徐々に参加する在校生も増えていった結果、、
→学校が活気づき、さらに参加者が増えてくる
→在校生のSNS投稿が少しずつ増えていく
→人気のイベントは毎年恒例行事(コンテンツ)になり、企画に悩むことが無くなる
→SNSが自然に盛り上がり、イベント(学び)が多いという差別化に繋がる
→学生募集も好循環になり、顧客満足度が高まって退学者も減る
と、良いサイクルになっていったのでした。
(もちろん、全てが順風ではありませんでしたが…)
僕は広報責任者時代に
『広報が顧客満足を作る』をメッセージとして掲げていました。
調子に乗って偉そうに申し上げると、
くちコミを増やそうと在校生向けに頑張ってみた結果、
学生数は3倍となり、コロナ禍でも強い学生募集体制を作ることができたのです。
(しかも広報費も削減したのですが、この話はまた別の機会に触れることにします)
2025年現在、専門学校を退職して4年が経過しますが、この苦しい状況の中で
現在も定員を維持している前職の専門学校を見ると、
やってきたブランディングは決して間違いではなかったと感じています。
(現在の職員の方々の努力はもちろんです)
在校生の満足度を高め、口コミが増えていけば、その先に募集がついてくる。という話でした。